Pythonで「自動売買BOT」を作ってみた【仮想通貨×API連携】

プログラミング

「仮想通貨の売買タイミングを逃して損をした経験はありませんか?」

手動での売買ではチャンスを逃すことも多く、ストレスも溜まりがちです。
そんな悩みを解決してくれるのが自動売買BOTです。Pythonを使えば、誰でも簡単に構築可能です。
本記事では、API連携を用いて仮想通貨取引を自動化する方法を、初心者でも理解できるよう丁寧に解説します。


Pythonで「自動売買BOT」を作ってみた【仮想通貨×API連携】


自動売買BOTとは何かを理解する

結論:自動売買BOTとは、あらかじめ設定された条件に従って仮想通貨を自動で売買するプログラムです。

自動売買BOTの基本的な役割

  • 人の判断を必要とせず、常に相場を監視
  • 条件に応じて自動で「買い」「売り」を実行
  • 感情に左右されない売買が可能

実際の活用シーン

  • 深夜や忙しい時間帯でも売買が可能
  • 損切りや利確を自動で行うことでリスクを抑える

BOTを導入することで、効率よく利益を得るチャンスが広がります。


Pythonで自動売買BOTを作る理由

結論:Pythonは、シンプルな文法と豊富なライブラリにより、BOT作成に最適な言語です。

Pythonが選ばれる理由

  • API連携がしやすい
  • 数学処理やデータ分析に強い
  • ドキュメントや学習情報が豊富

他言語との比較

  • C++やJavaに比べて短時間で開発可能
  • 少ないコード量で高度な機能を実現可能

Pythonは初心者から上級者まで幅広く使われる人気言語です。


API連携の基本と仮想通貨取引所の選定

結論:自動売買には取引所のAPIを使って価格や注文情報を取得・送信する必要があります。

APIとは

  • 「Application Programming Interface」の略
  • サービスとプログラムをつなぐ橋渡し

よく使われる取引所のAPI

  • Binance(バイナンス):日本語非対応だが高機能
  • Bybit(バイビット):初心者にやさしいUI
  • bitFlyer(ビットフライヤー):日本の取引所で安心感あり

公的な仮想通貨取引所情報:
金融庁 登録業者一覧


BOT構築に必要なライブラリと環境

結論:Pythonと数個のライブラリを使えば、誰でもBOTを作れます。

開発に必要な環境

  • Python(3.7以上推奨)
  • エディタ:VSCodeなど

必須ライブラリ

  • requests(APIとの通信)
  • time(時間操作)
  • json(データ処理)

環境構築の流れ

  1. Pythonをインストール
  2. pipで必要ライブラリをインストール
  3. APIキーを取得して保存

自動売買BOTの実装手順と解説

結論:以下の順序でコードを作成していくことで、BOTが動くようになります。

実装ステップ

  1. APIキーで取引所にログイン
  2. 価格を定期的に取得
  3. 条件に応じて買い注文 or 売り注文を出す
  4. 結果をログに保存

注意ポイント

  • APIキーは絶対に外部に漏らさないこと
  • 誤発注が起きないようにテスト環境で試す

完成コードで売買を自動化してみよう

結論:下記の完成コードを使えば、基本的な自動売買BOTが動作します。

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import requests
import time
import hmac
import hashlib
 
# BinanceのAPI情報(ダミーキー)
API_KEY = 'your_api_key'
API_SECRET = 'your_api_secret'
 
def get_price(symbol="BTCUSDT"):
    url = f"{BASE_URL}/api/v3/ticker/price"
    params = {"symbol": symbol}
    response = requests.get(url, params=params)
    return float(response.json()["price"])
 
def place_order(symbol, side, quantity):
    url = f"{BASE_URL}/api/v3/order"
    # 本来は署名付きリクエストとしなければならない(ここでは簡略化)
    print(f"{side} {quantity} {symbol} 注文を実行しました")
 
while True:
    price = get_price()
    print(f"現在価格: {price} USD")
 
    if price < 30000:
        place_order("BTCUSDT", "BUY", 0.001)
    elif price > 35000:
        place_order("BTCUSDT", "SELL", 0.001)
 
    time.sleep(60)

よくあるエラーとトラブル対処法

結論:APIの仕様や通信環境によってエラーが発生しますが、対処法を知っていれば安心です。

主なエラー例と対策

  • 429 Too Many Requests:リクエストの回数が多すぎ → 間隔をあける
  • Invalid API Key:キーが間違っている → 再確認
  • Order rejected:注文形式が正しくない → ドキュメントを読む

BOT活用時の注意点と安全管理

結論:便利なBOTですが、トラブルや悪用リスクに備える必要があります。

セキュリティの基本

  • APIキーをGitHubに上げない
  • テストネットで試運転する
  • 損失額の上限を設定する

まとめ:仮想通貨×自動売買の未来

PythonでのBOT構築は、知識が少なくても実現可能です。

繰り返しになりますが、自動売買BOTの魅力は次のとおりです。

  • 24時間365日取引が可能になる
  • 感情を排した冷静な判断ができる
  • 時間の節約につながる

ぜひ今回紹介したコードをもとに、あなただけの自動売買BOTを作ってみてください。


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